概要
VBCは、iPhone / iPadのマイクで受信したCW(モールス)信号からキャリアを検出し、デコードするアプリです。FFTを使って信号を検出し、空電ノイズ・音声・ビープ音などをできるだけ誤認しないように設計されています。
2026年8月6日時点で、日本のiPhone有料ユーティリティ部門で最高25位を記録しました。

App Storeランキング例(2026/08/06)
まず最初に確認してください
- 無線機のトーンは800Hz付近、VBCはデフォルト設定から試してください。
- 入力音量は、上部の波形のピークが潰れない程度にします。フルスケールの2/3以下でも十分判定できます。
- ピークを検出しない場合は、周波数モードが AFRC(自動) になっているか確認してください。
- 「CW信号検出」は ON推奨 です。
- 過大入力で波形が歪むとデコード率が下がります。無線機からiPhone / iPadを少し離してください。
主な機能
デコード
- 5–40 WPM対応
- 速度自動追従 / 手動設定
- ピークサーチ
- 自動しきい値 / 手動しきい値
- ノイズ低減
- CW信号検出・波形整形
- 欧文 / 和文対応
測定
- トーン周波数測定(±5Hz目安)
- ゼロイン / シフトイン表示
- 音圧レベル(dB)
- 周波数特性測定
- キャリブレーション補正
記録・共有
- モールス音声の録音・再生
- テキストログ保存
- ログ・音声データのメール送信
- タイムスタンプ / 取消スタンプ
- 過去ログの閲覧
デコード画面

上段表示
- 水色: 音声波形
- 黄色: FFT / ノイズレベル
- 赤色: しきい値
- 周波数表示部分を操作すると、自動(AFRC)/ 手動(MFRC)を切り替えられます。
デコード文字の意味
- 小文字: 正常デコード(例: cq)
- 大文字: 規定より間隔が短いが認識したもの(例: CQ)
- ^大文字: つながった正常コード(例: ^KN)
- [A/B]: つながっていて判別しにくい場合の候補表示(例: [CG/KP])
主なボタン
- RUN / PAUSE: デコードの再開 / 一時停止
- RECORD / STOP: 録音開始 / 停止
- FILTER / CENTER: デコード帯域と中心周波数の設定
- SETTING: 設定画面
- MAIL: ログのメール送信
- SIZE: デコード文字サイズ変更
設定画面


設定画面は2ページあります。横スワイプで切り替えます。
- ピークサーチ: ピークを探してデコード周波数を変更
- ピークサーチのスペース待ち: スペース間隔を検出してからピークサーチ
- 自動スピード: CW速度へ自動同期
- 自動マイクゲイン: 入力レベルを自動調整
- 自動しきい値: しきい値を自動調整
- 信号 弱-強: 弱い信号を拾う方向へ調整。弱側にしすぎるとノイズも拾いやすくなります。
- ノイズ低減: ノイズレベルを自動判定して低減
- 和文: 和文 / 欧文の自動切替
- 大文字⇔小文字: 正常デコード文字の表示切替
- 新同期方式: 新しい同期方式を使用
- CW信号検出: CWかノイズかを判定(ON推奨)
- CPU負荷低減: 描画負荷を減らす旧機種向け設定
- DEFAULT: 出荷時設定へ戻す
トーン表示 / ゼロイン

トーン周波数と音圧を測定し、中心周波数からのズレを色で表示します。
- 緑: 中心
- 青: ±5Hz以内
- 黄: ±10–25Hz
- 赤: ±30Hz超
ピッカービューからゼロイン周波数を設定できます。DX局がUP指定している場合など、コールバック周波数の確認にも利用できます。
キャリブレーション / 周波数特性測定

無線機・スピーカー・ヘッドホンなどの周波数特性に合わせて補正できます。FLAT / SPK / HEADのプリセットに加え、CAL1~CAL3へ自分の測定結果を保存できます。
- CAL1~CAL3のいずれかを選ぶ。
- CWピッチや受信周波数をゆっくり変えて、対象帯域をスイープする。
- 測定できたら「CAL記憶」を押す。
- デコードが悪化した場合はFLATと比較し、再測定する。
メール送信 / 録音ファイル


- 宛先欄をタップするとメールアドレスを入力できます。アドレス帳からの選択も可能です。
- 録音ファイルは新しい順に表示され、選択後に1回再生 / リピート再生を選べます。
- ゴミ箱ボタンでファイル削除、右側の情報ボタンでファイル情報を操作できます。
- ログは大量にためると動作が遅くなるため、不要なログは適宜削除してください。
Ver 1.60 主な更新内容
新機能・コンテンツ
- 実際の交信をもとにした練習用サンプル音声を追加
- iPadへ正式対応
- フォントサイズ設定を最大4段階へ拡張
- 開発支援メニューを追加
操作性・UI
- ログ送信をツールバーから呼び出せるよう変更
- 送信完了メッセージを追加
- 録音ファイルを新しい順に表示
- 選択中ファイルを青背景で表示
- デコード中の過去ログスクロールを改善
- ヘルプ文字サイズを拡大
- RUNボタンの表示条件を整理
- 設定・キャリブレーション・文字サイズ変更などのUIを刷新
最新機種対応・修正
- ノッチやホームボタンのないiPhoneへ表示最適化
- 最新規格のアプリアイコンを追加
- CAL1~CAL3の保存先不具合を修正
- フィルタ「なし」でピーク検出できない問題を修正
過去バージョンの更新履歴
- Ver 1.51.0(2023年2月)
- ダークモード時の操作ボタン視認性を改善。
- Ver 1.50.0(2021年頃)
- AppleシリコンMac対応、Apple Vision対応、アルゴリズム調整。
- Ver 1.40.0(2017年前後)
- ノイズによる単発文字の誤デコードを大幅低減。
- Ver 1.30
- AGC反応速度調整、iOS 9対応。
- Ver 1.21
- PAUSE/RUN、ログ保持・スクロール改善、iOS 8対応。
- Ver 1.2
- キャリブレーション、周波数特性測定、フィルタ、文字サイズ、同期方式などを追加。
サポート・参考動画
不具合や改善要望は vbc@noble-system.com へお知らせください。
文字表示には、iOS 8以降への対応のためSECoreTextViewを使用しています。Created by kishikawa katsumi. Copyright (c) 2013-2015 kishikawa katsumi.
iPhone内蔵マイクを使わず直接接続する場合
旧資料に記載されている構成例です。
- 1/6W 抵抗 1kΩ
- 1/6W 抵抗 100kΩ
- 10kΩ B特性ボリューム
- ELECOM MPA-EHPS10BK(iPhone延長ケーブル)
- イヤホンジャック
接続回路

Lightning変換アダプタ

接続例(全体)
